アニメ三銃士

Column50 独自考察・はだしのジャンの物語

アニメ三銃士』に関する独自考察のコラム第2回目。
前回の鉄仮面に続いて、今回は「はだしのジャン」についてです。

はだしのジャンは原作小説にはモチーフとなるキャラも存在しない『アニメ三銃士』の完全オリジナルキャラです。パリに上京したばかりのダルタニャンと出会い、友として相棒として全編に渡って活躍します。
視聴者の子供たちにとってダルタニャンが憧れのヒーローだとしたら、ジャンは分身。ジャンの姿に自身を投影して、その活躍に胸躍らせていたことでしょう。その意味でも『アニメ三銃士』におけるオリジナリティの象徴であり、作品人気に大きく貢献したキャラクターです。
そして、そんなジャンにモチーフになった歴史上の人物がいたことを、どれだけの人が知っているのでしょうか。それは一体どんな人物だったのでしょうか。今回は「はだしのジャンの物語」を紐解いてゆきましょう。

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Column49 独自考察・鉄仮面の素顔を追え

久々のコラムとなる今回は、本編で描かれなかった部分の独自考察。
お題はズバリ「鉄仮面の正体」についてです。

原作小説では「仮面を被らされて幽閉された人物」としての鉄仮面は登場して、その正体も国王ルイ14世の双子の兄弟フィリップと、時代の違いはあれども『アニメ三銃士』と共通しています。しかし「不気味な鉄の仮面で素顔と正体を隠した謎の盗賊」としての鉄仮面は、原作小説には登場しません。しかもミレディーやマンソンのように「国王すり替えの陰謀を企む者」の役割を担うのは、あろうことか我らが三銃士の一人・アラミスなのです。


アラミスと共に『アニメ三銃士』という作品のオリジナリティを象徴するキャラでありながら、アラミスのように過去や正体が描かれることなく、劇中でも最期すら描かれることなく姿を消した。そんな「仮面の盗賊」こと鉄仮面とは、一体何者なのか。その正体を独自考察してゆきます、

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STORY更新(次回予告&三銃士紀行:第43話~第52話)

各話の次回予告と「三銃士紀行」の追記7回目です。

今回追加したのは以下の10話分。
これにて全52話分の次回予告と「三銃士紀行」を追記完了です。



クライマックスだけあって、次回予告もシリアスだったりハイテンションなものが続々。そんな中、第44話の予告(第45話分)はジャンが視聴者に語り掛ける異色な内容。そして我らが主人公・ダルタニャンによる第51話の予告(第52話分)は、最終回に相応しく感動ものとなっています。
第49話までとなる「三銃士紀行」はフランス最長の河川にして「フランスの庭」と呼ばれているロワール川流域を特集。ジャンヌ・ダルク童話作家ペローや文豪バルザックや予言者ノストラダムス(!)ゆかりの城などを紹介しています。
第50話~第52話はイラスト特集とシリーズ前半分の総集編。視聴者からのイラストや映像で作品を振り返り、フィナーレに相応しい構成になっています。


さて、長年の保留案件だった次回予告と「三銃士紀行」の追記が完了したので、次は何を書こうかな。久々にコラムを書こうかな(でも予定は未定)。

STORY更新(次回予告&三銃士紀行:第37話~第42話)

各話の次回予告と「三銃士紀行」の追記6回目です。

今回追加したのは以下の6話分。



本編は鉄仮面の陰謀が実行され、それを受けて次回予告も混沌状態。今までは揃って予告をしていた三銃士からアラミスとアトスが抜けてポルトスだけになったり、鉄仮面の独壇場となる予告があったり。上記6話分の予告は、ダルタニャンとジャンが登場しない異例ぶりです。
そして「三銃士紀行」は凱旋門、フォンテンブロー宮、ヴォー・ル・ヴィコント、ベルサイユ宮殿などを紹介。これらパリの名所を、ナポレオンやルイ14世やフーケなど、ゆかりの人物のエピソードを交えて解説しています。

STORY更新(次回予告&三銃士紀行:第31話~第36話)

各話の次回予告と「三銃士紀行」の追記5回目です。

今回追加したのは以下の6話分。



いよいよ鉄仮面編に突入。しかし我らがダルタニャンと三銃士は神出鬼没の鉄仮面一味に翻弄され続け、それを受けて次回予告もダルタニャンとジャンが仲違いしたりと、どこかローテンション。
そして「三銃士紀行」では、「パリとフランスの母」ことセーヌ川の水源や川中のサン・ルイ島、パリを終の棲家にしたキュリー夫人の晩年、さらには本編で幾度も描かれる銃士隊と護衛隊の対立まで。フランスに関する幅広いテーマが紹介されています。

STORY更新(次回予告&三銃士紀行:第25話~第30話)

各話の次回予告と「三銃士紀行」の追記4回目です。

今回追加したのは以下の6話分。



本編は「首飾り編」のクライマックスから、ミレディーの復讐を描いた「ミレディー編」へと突入。次回予告もダルタニャンやジャンやコピーによるコミカルな予告から、三銃士によるシリアスな予告。そしてちょっと珍しいミレディーとリシュリューによる掛け合いの予告まで様々。
そして「三銃士紀行」はルーブル美術館ノートルダム大聖堂を紹介。ルーブルに飾られている名画の数々や、ノートルダムで行われるミサの様子、さらには『三銃士』より時代が下ったナポレオンの戴冠式など、フランスらしい賑やかな映像となっています。。

STORY更新(次回予告&三銃士紀行:第13話~第24話)

各話の次回予告と「三銃士紀行」の追記3回目です。

今回追加したのは以下の12話分。



本編は「首飾り編」に突入してシリアスになりますが、次回予告は息抜きのようにコミカルな内容も。個人的にはローシュフォール&ジュサックによる掛け合い漫才のような17話や、バッキンガム公爵のポエムが炸裂する20話&23話がお気に入り。
そして「三銃士紀行」はフランスのロアール川流域やモンマルトルの丘、さらに「首飾り編」の舞台となるイギリスのウィンザー城・エジンバラ・ロンドンなどを紹介。史実におけるバッキンガム公爵の生涯や。「ピューリタン革命」「ナントの勅令」「フロンドの乱」などフランス・イギリス両国の歴史的事件も紹介していて、本作から中世ヨーロッパに興味を持ったファンには嬉しい内容になっています。