アニメ三銃士

Column55 伝える一行!アオリ文(後)

アニメ三銃士』に関するコラム。今回は前回に続き放送当時の雰囲気を伝える「アオリ文」を紹介します

「アオリ文」とは本放送当時に新聞のテレビ欄にサブタイトルと共に掲載された一行ほどの文章です。
アニメ三銃士』のサブタイトルは「〇〇の××」のように簡潔で落ち着いた文章が大半です。しかしアオリ文はファンへ語り掛けるように、時には三点リーダー(…)や感嘆符(!)や疑問符(?)を織り交ぜて、観る者の期待を文字通り「煽って」います。そんなアオリ文の、サブタイトルには無い魅力を感じて頂ければ嬉しいです。


今回は後半の26話分(ミレディー編、鉄仮面編、ベル・イール編)を紹介します。アオリ文を読んで「どんな話なんだ?」と興味が湧いた方は、各話の紹介ページへのリンクも貼ってあるのでご一読ください。

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Column54 伝える一行!アオリ文(前)

アニメ三銃士』に関するコラム。今回から2回にわたり放送当時の雰囲気を伝える「アオリ文」を紹介します

「アオリ文」とは本放送当時に新聞のテレビ欄にサブタイトルと共に掲載された一行ほどの文章。各話の見どころを端的に表しているのもあれば、微妙なのもあったりするのもご愛敬。ネットなど存在しない時代では、その一文からファンはこれから放送される話の中身をあれこれ想像しては楽しんでいました。そんな当時の雰囲気を感じていただけると嬉しいです。


なお出典は『朝日新聞』の縮刷版です。ひょっとしたら放送当日の紙面や他の新聞では別のアオリ文が掲載されていたかもしれませんが、その辺りはご容赦ください。


今回は前半の26話分(パリ編・首飾り編)を紹介します。

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Column53 愛・アラミスの旅立ち(解説編)

アニメ三銃士』に関するコラム。直近2回は『別冊アニメディア アニメ三銃士 PART1』掲載のオリジナルストーリー『愛・アラミスの旅立ち』を紹介してきました。今回はその解説編です。



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『愛・アラミスの旅立ち』ではアラミスがまだ「ルネ」だった頃の姿や、フランソワとの運命的な出会い。そして悲劇的な別れを経て「銃士アラミス」の誕生へと至る物語が描かれました。その中でアニメ本編に登場しないキャラクターや、作品世界の雰囲気が感じられるキーワードが登場したので、以下に紹介します。


■Data■
アニメ三銃士 マル秘オリジナルストーリー 愛・アラミスの旅立ち』
掲載:「別冊アニメディア アニメ三銃士 PART1」
発行:1988年8月6日
作:田波靖男
絵:辻初樹


■Introduction■

"何故アラミスが男に変装してまでも銃士隊にいるのか!?"
誰もが知りたかった神秘のベールを、本誌独占ノベルが克明に明かす!!
テレビシリーズ後半の核心にもつながる、衝撃の事実だ……。

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Column52 愛・アラミスの旅立ち(後編)

アニメ三銃士』に関するコラム。今回は前回に続き、『別冊アニメディア アニメ三銃士』掲載のオリジナルストーリー『愛・アラミスの旅立ち』を紹介します。



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前回はアラミスがまだ「ルネ」という名前だった頃。フランソワと運命的な出会いをして、逢瀬を重ねて将来を約束するまで。その一方で二人の未来を遮るように、フランソワが仕える謎の主人の存在も描かれていました。
今回はその謎が二人を悲劇に導き、そして「銃士アラミス」の誕生へと至る様子が描かれます。


■Data■
アニメ三銃士 マル秘オリジナルストーリー 愛・アラミスの旅立ち』
掲載:「別冊アニメディア アニメ三銃士 PART1」
発行:1988年8月6日
作:田波靖男
絵:辻初樹


■Introduction■

"何故アラミスが男に変装してまでも銃士隊にいるのか!?"
誰もが知りたかった神秘のベールを、本誌独占ノベルが克明に明かす!!
テレビシリーズ後半の核心にもつながる、衝撃の事実だ……。

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Column51 愛・アラミスの旅立ち(前編)

アニメ三銃士』に関するコラム。直近2回は独自考察として鉄仮面にはだしのジャンと、作品のオリジナリティを象徴するキャラクターを紹介しました。
そして今回は満を持して、『アニメ三銃士』を『アニメ三銃士』たらしめている最大のオリジナリティである「三銃士のアラミスが実は女性」という設定にスポットを当てます。



今回紹介するのはテレビシリーズ放送中に刊行された『別冊アニメディア アニメ三銃士』に掲載されたオリジナルストーリー『愛・アラミスの旅立ち』です。シリーズ全作で脚本を手掛けた田波靖男さんの筆と、主要エピソードで作画監督を務めた辻初樹さんによる挿絵で、全8ページながらもアラミスの過去を濃密に描き出しています。
執筆時期の関係か、内容にはテレビシリーズとの矛盾があったり、その一方で後に公開された劇場版にも通じるシーンがあったり、こちらも『アニメ三銃士』という作品を語る上で欠かせないピースとなっています。


そんな『愛・アラミスの旅立ち』を2回に分けて紹介します。


■Data■
アニメ三銃士 マル秘オリジナルストーリー 愛・アラミスの旅立ち』
掲載:「別冊アニメディア アニメ三銃士 PART1」
発行:1988年8月6日
作:田波靖男
絵:辻初樹


■Introduction■

"何故アラミスが男に変装してまでも銃士隊にいるのか!?"
誰もが知りたかった神秘のベールを、本誌独占ノベルが克明に明かす!!
テレビシリーズ後半の核心にもつながる、衝撃の事実だ……。

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Column50 独自考察・はだしのジャンの物語

アニメ三銃士』に関する独自考察のコラム第2回目。
前回の鉄仮面に続いて、今回は「はだしのジャン」についてです。

はだしのジャンは原作小説にはモチーフとなるキャラも存在しない『アニメ三銃士』の完全オリジナルキャラです。パリに上京したばかりのダルタニャンと出会い、友として相棒として全編に渡って活躍します。
視聴者の子供たちにとってダルタニャンが憧れのヒーローだとしたら、ジャンは分身。ジャンの姿に自身を投影して、その活躍に胸躍らせていたことでしょう。その意味でも『アニメ三銃士』におけるオリジナリティの象徴であり、作品人気に大きく貢献したキャラクターです。
そして、そんなジャンにモチーフになった歴史上の人物がいたことを、どれだけの人が知っているのでしょうか。それは一体どんな人物だったのでしょうか。今回は「はだしのジャンの物語」を紐解いてゆきましょう。

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Column49 独自考察・鉄仮面の素顔を追え

久々のコラムとなる今回は、本編で描かれなかった部分の独自考察。
お題はズバリ「鉄仮面の正体」についてです。

原作小説では「仮面を被らされて幽閉された人物」としての鉄仮面は登場して、その正体も国王ルイ14世の双子の兄弟フィリップと、時代の違いはあれども『アニメ三銃士』と共通しています。しかし「不気味な鉄の仮面で素顔と正体を隠した謎の盗賊」としての鉄仮面は、原作小説には登場しません。しかもミレディーやマンソンのように「国王すり替えの陰謀を企む者」の役割を担うのは、あろうことか我らが三銃士の一人・アラミスなのです。


アラミスと共に『アニメ三銃士』という作品のオリジナリティを象徴するキャラでありながら、アラミスのように過去や正体が描かれることなく、劇中でも最期すら描かれることなく姿を消した。そんな「仮面の盗賊」こと鉄仮面とは、一体何者なのか。その正体を独自考察してゆきます、

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