アニメ三銃士

Column56 『アニメ三銃士』放送37周年に寄せて

今年も10月9日がやってきました。
即ち、1987年10月9日に『アニメ三銃士』の第1話が放送されてから37周年の節目となります。

今年2月には久々の商業的アクションとしてDVD-BOXがリリースされました。
当Blogをご覧の方の中には、DVD-BOXを購入して作品を観返したり、あるいは今回のリリースを機に初めて作品を観た人もいることと思います。


ということで今回は徒然なるままに、『アニメ三銃士』について最近思っていることを書いてゆきます。
御用とお急ぎでない方はご一読ください

目次
もしも続編があったら
もしもリメイクされるなら
38年目の『アニメ三銃士』



■もしも続編があったら
以前も当Blogで書きましたが、『アニメ三銃士』という作品は最初から「全52話」と決まっていて、その中で物語は完結しました。そしてカーテンコールとして後日談となる劇場版も公開されました。なので僕個人の想いとしては、もう充分に楽しんだ。続編が作られないとしても僕の、そしてファンの心の中にいつまでも輝き続けるはず。
それでも続編があったとしたら、どんな物語が観たいか。そして奇跡と偶然と運命の悪戯が十重二十重に折り重なって、自分が続編を創るとしたら、どんな物語を描きたいか。幾度となく空想しました。


「原作小説を基にしたら、ダルタニャンは銃士隊長に出世して、アトス・アラミス・ポルトスの三銃士は銃士隊を去って、時には敵となって、時には仲間になって、大冒険を繰り広げるんだろうな」


「はだしのジャンは大人になったら、やっぱり史実のモチーフと同様に農民反乱の指導者になって、ダルタニャン達と敵対するのかな。いやいや、探し求めていた母親と劇場版で再会して幸せになったのだから、それはないはず。ダルタニャン達とは身分や立場を超えた良き友人であり続けているはずだ」


「そういえばアラミスは銃士を続ける限り、アトスやポルトスには女性であることを隠し通すんだろうか。そして銃士を辞めたとしたら、いよいよ明かすんだろうか。その時、アトスとポルトスはどんな反応を示すんだろうか」


「原作小説にはポルトスの"お相手"としてコクナール夫人が登場するから、続編では二人の話も観たいな。もちろん"ボナシュー夫人"をコンスタンスにしたように、コクナール夫人の人妻設定も変更しよう」


「それから『ブラジュロンヌ子爵』ことアトスの息子・ラウルも登場するんだろうな。その場合、ラウルの母親、つまりアトスの"お相手"は誰になるんだろう。原作小説準拠ならアニメにもちょっと登場したシュブルーズ夫人だけど、ここはひと捻り欲しいところ」


「ラウルを登場させるなら、思い切って"次世代モノ"にしよう。主人公はダルタニャンとコンスタンスの子供。そしてポルトスの子供やアラミスの子供(やっぱり"母親"に倣って男装の女子!)と一緒に、次世代銃士として大活躍だ」


「いっそ『スーパーデュマ大戦』よろしく、『モンテクリスト伯』や『王妃マルゴ』や『椿姫』のキャラクターも登場させてのオールスターにしよう!えっ、『椿姫』は息子(いわゆる"小デュマ")の作品だって?細かいことは気にするな!」


…という取り留めも無いことを、『アニメ三銃士』が完結してから30年以上に渡って考えています。時にはここに書くのも憚られる程に奇抜過ぎるものもありますが、それはご愛敬ということで。
その根底にあるのは続編が作られていない寂しさや未練よりも、続編が作られていないからの自由さや奔放さ。実際に続編が作られていたら許されない、ある意味では贅沢な楽しみ方です。


■もしもリメイクされるなら
続いてはもう少し現実的に、もしもリメイクされるなら。キャラクター設定やストーリー概要などの基本部分は継承して、新たなフォーマットで、新規の作画や音声でリメイクされた場合を考えてみました。


現代のテレビアニメの基本フォーマットに準じてリメイクするならば2クールが最適。第1クールで首飾り編までを、第2クールで鉄仮面編を描いてほしいです。また劇場版として公開するならば前後編でスピーディーに描くのも良いかもしれません。
そしてリメイクにおける最初にして最大の注目点であるキャスティングについて。これについては可能な限りオリジナルキャストに続投してほしい想いもあります、その一方でキャスト陣を一新して、新たな声優陣がキャラクターに命と魂を吹き込んだ『ニュー・アニメ三銃士』としてアピールしたい想いもあります。


こちらも実現性は低いですが、それ故に思考実験のごとく自由に楽しめます。


■38年目の『アニメ三銃士
こんなことを考えられるのも、そしてインターネット上にBlogという形で発信できるのも、繰り返しですが1987年10月9日に『アニメ三銃士』というアニメーション作品が放送開始したからです。
そして毎年この時期を、"誕生日"である10月9日を迎える度に『アニメ三銃士』を思い出しては、夢とも妄想とも思考実験ともつかない続編やリメイクについて考えるのが僕の恒例行事になっています。
いつもは心の奥底に閉まって置くのですが、今年はDVD-BOXがリリースされて久々に全話通覧したこともあって、敢えて開陳してみました。お気に召さない方がいたとしたら、一介のファンの愚言として赦して頂ければ幸いです。


そして共に『アニメ三銃士』放送38年目を喜ぶことができたら、これに勝る幸せはありません。