当Blogをご覧の『アニメ三銃士』ファンの皆々様。
2019年、あけましておめでとうございます。
今回は2019年最初の更新、そして「はてなブログ」移転後最初となるコラムなので、『アニメ三銃士』初心者向けのことを書いてみます。
そんな今となっては「最近『アニメ三銃士』に興味を持ったけど、52話を全部観るのはしんどい」と、視聴に二の足を踏んでいる方もいるのでは。事実、最近では往年の人気テレビアニメがBR-BOX化や新作映画化するにあたり、初心者向けのプロモーションとして1クール程度の「傑作選」を再放送するケースがあります。
そこで今回は、新規の『アニメ三銃士』ファンへお薦めしたい、テレビシリーズ全52話から僕が独断と偏見と熟考と熟慮を重ねに重ねてセレクションした1クール分(全13話)の「傑作選」を紹介します。
さて、僕がセレクションした『アニメ三銃士・傑作選』の全13話は、以下の通りです!!
Selection01:象のいるパリ(第1話:1987年10月09日)
Selection02:ロンドンからの手紙(第2話:1987年10月16日)
Selection03:パリの三銃士(第3話:1987年10月23日)
Selection04:一人はみんなのために(第17話:1988年03月11日)
Selection05:港のすれちがい(第19話:1988年03月25日)
Selection06:ルーブルの大舞踏会(第26話:1988年05月27日)
Selection07:ミレディーの処刑(第31話:1988年07月08日)
Selection08:謎の鉄仮面(第32話:1988年7月22日)
Selection09:すりかえられた国王(第40話:1988年10月21日)
Selection10:アラミスの秘密(第45話:1988年12月9日)
Selection11:鉄仮面を救出せよ(第46話:1989年1月6日)
Selection12:アラミス断崖の決闘(第51話:1989年2月10日)
Selection13:さようなら!ダルタニャン(第52話:1989年2月17日≪前・後≫)
さて、ここからはセレクションの理由と解説を簡単に…。
1クール目の「パリ編」からは、何事も「初めが肝心」ということでダルタニャンがジャン・コンスタンス・三銃士らメインキャラと出会う1~3話をまとめてセレクト。
続く2クール目の「首飾り編」からは飛び飛びで3話分をセレクト。ダルタニャンとアラミスが絶対絶命の危機に立ち向かう、作品のキャッチコピーがサブタイトルに冠されている17話。イギリスへの渡航を前に、ダルタニャンとコンスタンスが想いを確かめ合うシリーズ最大のラブコメ回の19話。そしてクライマックスの舞踏会当日、ダルタニャンが三銃士の助けを得てルーブル宮殿へ目指して駆け抜ける26話。
3クール目序盤の「ミレディー編」からは、ミレディーの悲しい過去と束の間の改心が描かれる異色回の31話をセレクト。続く「鉄仮面編」からは、圧倒的なインパクトを伴って鉄仮面が登場する32話。その鉄仮面の目的である国王すり替えの陰謀が実行される40話。劇中最大の謎だったアラミスが男装して銃士になった理由が明かされる最重要回である45話。そしてダルタニャンと三銃士とジャン、さらにはロシュフォールやリシュリューとも力を合わせて国王ルイを救出する46話。悩みに悩んで、この4話分をセレクトしました。
最終決戦となる「ベル・イール編」からは、ドラマティックな展開とアクションが満載のラスト2話をセレクト。アラミスの本願が成就される51話。ダルタニャンとミレディーの最後の対決、コンスタンスや三銃士とのしばしの別れ、そしてダルタニャンとジャンの新たな旅立ちを描いた感動の第52話(最終話)。
以上が、僕が独断と偏見で選んだ1クール分(全13話)の傑作選となります。
…と、自分で選んでおきながら恐縮ですが「これが『アニメ三銃士』において絶対に観るべき13話分だ!」と豪語する気もありませんし、ましてや「この13話分だけ観れば、他の39話分は観る必要は無い!」と断言する気もありません。全52話の一話一話が、当時のスタッフ・キャストが魂を込めて作った話であり、ファンにとっては全ての話に思い入れがあって然るべきですから。
そこれそ「アラミスの入浴シーン…もとい、実は女性だと発覚する第4話(ダルタニャンのお風呂屋さん)こそ傑作だ!」とか「ロシュフォールとジュサックが必死に逃げ回る姿が爆笑モノの第11話(折れた剣)も必見だ!」とか「ミレディーがアンヌ王妃に化けてバッキンガム公爵に迫る第21話(王妃のダイヤモンド)も印象的だ!」とか「ゲストキャラの女優ナナが登場して、劇場での派手はアクションシーンが繰り広げられる第33話(女優ナナの宝石)もイイぞ!」とか「ベル・イール島の要塞で、ダルタニャンと三銃士が力を合わせてフィリップを救出して脱出する第49話(とらわれの銃士たち)こそ究極だ!」などなど。ファンの数だけ「僕が&私が選んだ傑作選」のリストがあるはずです。
というワケで、既に『アニメ三銃士』をご覧になったファンの方も、この様な「傑作選」をセレクトすることをお薦めします。全52話の中から独断と偏見と熟考と熟慮と取捨選択に次ぐ取捨選択を重ねた末に、好きな回を限られた話数分だけ選ぶ。それは悩ましい事かもしれませんが、それ以上に楽しい事のはずです。
なぜなら、そうやってセレクトした傑作選こそが、あなたが『アニメ三銃士』のどこに魅力を感じているか、あなたの想いが「わかる」傑作選なのですから。
そして、それぞれのファンが選んだ、それぞれの『アニメ三銃士・傑作選』が、新たなファンが『アニメ三銃士』を楽しむことの一助になれば、これに勝る喜びはありません。