「鉄仮面編」のクライマックスである46話「鉄仮面を救出せよ」の感想をアップして一息ついてる今日この頃。
ここで久々にコラムを一本書いてみる。
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2009/07/17
- メディア: DVD
- クリック: 39回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
そして何より、『アニメ三銃士』46話は「昭和で最後に放送されたアニメ」なのだ!
46話が放送された翌日の「昭和64年1月7日(土曜日)」、前年より闘病状態だった昭和天皇が崩御。その日のうちに新元号「平成」が発表されて、翌日から「平成元年」が始まった。
こうして「1月7日」が昭和64年の最後の日、そして「昭和64年1月7日」が60年以上に渡る「昭和時代」の最後の日となった。
・・・・・・ところで、件の「昭和64年1月7日」、テレビ各局は早朝から昭和天皇崩御に関する報道特番を放送していて、通常の番組は全く放送されなかった。もちろん、アニメも然り。
そして、前日である「1月6日」の最後に放送されたアニメは・・・・・・。当時は現在のような「深夜アニメ」は殆ど無かったワケで、必然的に午後7時30分から放送された『アニメ三銃士』が、それにあたる可能性が極めて高い。
もちろんこれは「全国ネットの本放送」という一般的な認識に基づいての話。詳細に探せば、どこかの地方局で1月6日の午後8時から翌朝までの間に、何らかのアニメが再放送や遅れネットで放送されていた可能性も無いわけでは無いだろうけど。その辺は言い出したら切りが無いのでご容赦下さいな。
ともあれ、『アニメ三銃士』が放送されていた1987年から1989年、否、あえて言うなら「昭和62年から平成元年」は、まさしく昭和から平成への過渡期だった。単に「元号が変わった」というだけでなく、歴史的にも文化的にも。
そんな時期に放送されていた『アニメ三銃士』が、結果として「昭和最後のアニメ」となった。それもまた、何かの運命なのかもしれない。